ここ数年は温泉、秘湯関係のメディアが多く生まれ、昔よりかなり情報収集が楽になっていると感じています。
雑誌、個人ホームページが情報収集の中心となっていましたが、今ではすっかり変わってしまい、Googlemapで検索して口コミを見たり、大手メディアが抱えるライターの記事がその役割を担いつつあります。
キュレーションメディア(まとめサイト)が流行った頃は、結構ひどくて実際に旅行に行っていない人が書いた記事、要は東京23区オフィス街の高層ビルの中でネットの情報だけを頼りに「〇〇温泉のおすすめ!10選!」といったタイトルで書く記事が乱立してました。
それはでもアクセスを稼げても結局見に来る人の思った情報が書かれていないのでメディアとして長続きはしませんでした。
ですが今のメディアの記事はその道のマニアの領域に入っているライターさんにきちんとお金を出して書いてもらっている記事が多く
「個人ブログの細かい内容までフォローした記事が大手メディアに載っている」という感覚で素晴らしい記事が多いです
LINEトラベル.jpとかそういうメディアです。
ただ、そんな中でも個人の感想とか所感が書いてあるサイトはまだまだ需要があるかなと思っていて
温泉や秘湯というジャンルになると温泉自体の好みが合えば「この人のブログで良いって書かれてる温泉は当たりが多い」なんて思ってもらえたりして
この人がおすすめするなら間違いない、という流れを作り出せれば、それはアクセス数が低くても「価値のあるメディア」なんじゃないかなぁと思ったり
という謎の長い前置きを書いたところで、本題の温泉の話に移っていきましょうw
今回は2019年4月末、所謂元号が令和になるときの10連休に東北旅行に行ったときの話。
1日かけて大阪~福島会津若松まで移動し車中泊、次の日の朝最初に訪れたのが沼尻温泉です。
沼尻温泉『田村屋旅館』について
10連休温泉旅一発目に選んだ沼尻温泉についてですが、開湯はかなり古く230年ほど前。そして今回日帰りで入らせていただいた『田村屋旅館』は明治19年に創業されています。
もっとも、今と場所は違い、もっと源泉湧出場所に近いところにあったようですが。安達太良山の噴火で大正9年に現在の位置に移動してきたようです。
旅館の横は急斜面になっています、積雪時はここでソリなんか楽しめるのでしょうか?w
道の駅裏磐梯で起床して7時半頃から移動してきたので比較的早くついてしまい、日帰り入浴受付まで時間があったのでこの後の行動予定を立てつつ朝10時になるまで待つ。
白みがかった硫黄の香るお湯に癒される
受付はとても元気のいいお爺さんにしていただきました。
館内は新しくは無いですが、とても綺麗にされています。
まずは内湯を堪能、熱めの源泉を適温で使用しており。ここはこだわりを感じれるところでした。
露天は少し熱めに設定されていましたが入ると湯の花がぶらっと舞いました。
雪解けの季節だったので、雪見風呂とはいきませんでしたが、目の前に広がる森林の景色に癒されます。
内湯、露天と入ったところで別の内湯がもう一つあるということで入りに行きます。
こちらは内装が新しいのか?浴槽こそ木造でしたがあまり風情は感じませんでした。
が、もちろんお湯は白みがかって欲感は抜群。
誰も居なかったこともありますが、こっちの方が温泉成分が濃いような気がしました(気がしただけかもしれませんがw)
吹き出し口付近は書かれている通り確かに熱かったです。
アクセス、日帰り受付時間等
【日帰り入浴】
10:00~17:00(夕方の時間は受付可能か電話確認した方が良いです)
料金800円
硫黄泉(硫化水素泉)好きとしては硫黄の度合いはきつ過ぎずとても入りやすい、といった感じでゆっくり入るのに向いているかもしれません。
ということで沼尻温泉『田村屋旅館』でした。それでは!
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