年末年始九州温泉旅の2記事目。
1記事目は温泉が一つも出てこずに香川県でうどんを食べまくって、愛媛県の先っちょの八幡浜からフェリーで別府に入ったという話。
というかそれだけで3000文字以上を書いてしまいましたw
今回からきちんと温泉キチガイに戻るので安心してください(何
ちなみに別府は以前そこそこ湯巡りしてしまっているので、最初に行った竹瓦温泉以外は本日の目的地は熊本の阿蘇からほど近い場所にある内牧温泉に向かって進む方向へマニアックな温泉をあたっていきます。
別府の朝風呂の定番「竹瓦温泉」
朝窓を開けると目に飛び込んできた朝焼けが割とまじで絶景。そして気分は早速朝風呂へ
まずは別府で朝風呂ですが別府の市街地で朝風呂と言えば自分の中では定番があってそれが「竹瓦温泉」
ゲストハウス松亀荘の内風呂も値段の割に良いのですがやっぱり朝風呂はここに入っておきたい。
歴史ある建物は明治12年にこの地に作られ、1回改装されて現在に至っているようです。
そしてお風呂の中も激渋のタイル貼りで浴槽のお湯をすくって体を洗う昔ながらのスタイル。
お湯の温度は高めですが体に染みわたります。
長居するよりかは、何度か出たり入ったりを繰り返してさっと温まって帰るのが良いかと。
この浴槽を見て、歴史と趣を感じるか、単純に古くて汚いと感じるか(清掃はもちろん行き届いてます)は人それぞれですが
自分はとにかくこの浴槽に入れることが別府に来た時に毎回の楽しみ。
ちなみにタイトルにマニアックな温泉と書かれていますが、竹瓦温泉はマニアック枠じゃなく、王道枠です。
ロビーは結構綺麗で休憩も出来るようになってます。
砂湯があって砂蒸し体験が出来ます。
とはいえ指宿に行く予定なので、そっちで砂湯はしてみようかなと。
別府近くの「塚原温泉 火口乃泉」の強酸性泉が物凄い
竹瓦温泉だけで別府を今回はスルー、道の途中の明礬温泉の硫黄の香りにめっちゃ後ろ髪を引かれましたが我慢我慢・・・
今回2湯目は別府から湯布院に行く道の途中にある塚原温泉 火口乃泉
火口というだけあって火山噴火口のふもとにあります。200円を払えば火口見学も出来ます。
ここの特徴は全国2位と言われる酸性度の高さ、つまり最強の酸性泉であるという点。
小ぢんまりとしてますがこちらは家族風呂です。
家族風呂は4個あるみたいなので、空いてるかどうか気軽に聞いてみれば良いと思います。
こちらは内湯、渋めの木造の浴槽がたまりません。
欲感は最高で酸性泉特有のピリっとした感触、少し口に含むとかなり酸っぱい。
秋田の玉川温泉や山形の蔵王温泉と並んで薬湯としても有名だそうです。
温度は41-42℃ぐらいで少しだけ熱めの適温。とても温まれます。
むし卵が絶品
風呂上りは受付で売ってるむし卵を購入、6個500円なので1人で食べるには多いですが2人で来てるので思い切って購入。
温泉独特の蒸され方をしてて中もこんがり茶色です。
塩で食べましたが塩いらんぐらい味がついてて美味しすぎました。
駐車場から見た火口側、だいぶ火口で湯気がもくもくあがってます。
適当に寄った「食事処べべん」この豊後牛がウマすぎた
湯布院を抜けて次の目的地に行く途中に昼飯をどこかで・・・と考えていたら牛のオブジェが見えたので入ってみました。
駐車場の隣にいたラマとウマ
ラマがかなり愛嬌あって毛並みがもふもふで気持ちよかったですが
気に食わないことするとツバ吐いてくるみたいなんで要注意
動物に気を取られてしまいましたが、食事処べべんこというところがあったので入店。
豊後牛が食べれるということで、入店しましたがメニューを見ると九重ポークやとり天など色々名物が揃えられてて悩みどころ・・・
ということで豊後牛焼肉丼をチョイス
控え目に言ってまじで美味かった!塩コショウいい感じに効いてて、噛むと肉汁ブシャー!そして口の中で溶ける。
最高・・・・
お連れはステーキ定食頼んでましたがこっちはもう一つ次元が違って脂身の旨さも半端ない。
焼き加減も最高でとてもいいお店でした。
おいしそうなパンコーナーもありました。
最強の天然炭酸泉「山里の湯」(ぬる湯)
べべんこで昼飯を食べた後、少しだけ昼寝をしてから炭酸泉が凄いと噂の「山里の湯」へ
こちらは家族風呂ですが、お湯に浸かれば体中泡まみれになります。最強。
体も湯に浸かってる部分がはっきり分かるぐらい火照って赤くなります。
血行が良くなっている証拠。物凄い。
そして何よりぬる湯です、温度は36-37℃といったところでしょうか。
人口炭酸泉みたいに体中ピリピリするわけではなく、優しい泡が包み込んでゆっくりと時間をかけて最高に温まれます。
ぬる湯好きの自分としては今回の旅で最強の温泉だったかもしれない・・・
受付のおばちゃんと少し話しましたが、このお湯が忘れられなくて関西、関東など遠方から沢山リピーターがくるんだそう。
周辺に温泉があるわけでもなくここ1軒なので、ここ独特の泉質なのでリピーターがくるのも納得です。
忘れられない温泉がまた出来てしまった・・・近くを通ったら絶対また来ます。
集落に潜む隠れた名湯「寺尾野温泉」(ぬる湯)
山里の湯で温まりきったので、正直今日はこれでいいかなと思ったんですが、少し気になる温泉があったので寄ってみることに。
圧倒的旅館群を誇る筋湯温泉と黒川温泉は華麗にスルーしてマイナーな方、マイナーな方へと走る温泉キチガイ。
寺尾野温泉というところですが、どうやら硫黄系のぬる湯らしいということで興味ありありです。
日がちょうど暮れる頃に阿蘇の小国エリアにある小さな集落にたどり着きます、大字上田っていうところ。
車で着けようとしたんですが、温泉へ至る道が狭すぎて無理、広めの道路に車を置いて真っ暗闇の中を懐中電灯頼りに歩いていきます。
5分ぐらい歩いてなんとか着きました・・・(正直めっちゃ怖かった・・・)
恐る恐る扉を開けてみると硫黄のいい香りとともに素晴らしい共同浴場があらわれる・・・!
奥の浴槽が37℃、手前が34℃といったところでしょうか。
手前はかなりぬるかったので奥で温まりましたが最高・・・これは一生入ってられる・・・
硫化水素線と書いてありましたが、どちらかというと単純硫黄泉に近い欲感でした。
優しくて柔らかい感じ。
インパクトは山里の湯の方がありましたが、こちらの渋さも負けておらず・・・
外来入浴については100円を入れることになっていましたが500円玉しか持ってなかったのでそのまま投入。
地元の方とは会うことなく、独泉状態を1時間近く楽しみました。
こんな温泉が近くにあったら毎日通ってしまうなぁ・・・
内牧温泉で宿泊して晩酌
入る温泉が全部泉質が違うという、非常に濃厚な温泉巡りを終えて熊本阿蘇の内牧温泉に宿泊
内牧温泉の共同浴場にも興味がありましたが、今日はもう温泉はお腹いっぱいで、食べ物の空腹のほうが勝ったので街をぶらぶら。
こんな感じで内牧温泉の街は外食が充実しています。
別府のような賑わいは全くないですが、開けた商店街にポツポツとお店があります。
からし蓮根とあか牛ハンバーグ(最高でした。)
サラダに馬刺しに〆のおにぎり!
全部美味かったですね・・・お姉さん3人で営業されてましたが地元のお客さん含め賑やかに営業されてて癒されました。
内牧温泉に寄られた際は是非、おすすめです。
ということで、九州温泉巡りの2記事目はここまで。
次回は熊本~長崎にかけて書いていきます。
↓続きの記事はこちら
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